2016年11月30日水曜日

スケート、スキー&ケイビングと盛りだくさんのサンクスギビング

毎日バタバタなのですが、今を逃すとまたハロウィンみたいに書き損ねてしまうので・・・先週末の感謝祭週の話を書いておこうと思います。

まず、感謝祭。前日から、友人宅にて飲み会。当日も、ディナーにお呼ばれし、巨大なターキー、美味しくいただきました。サイドディッシュのインゲン+ブルーチーズ+ピーカンナッツ+プロシュートの組み合わせも美味でした。スタッフィングもきのこいっぱいで美味しかったです。マッシュポテト、忘れた!とホストが言っておりましたが、むしろ歓迎です。あと、定番のブラッセルスプラウト(これも好き)とクランベリーソース、グレイビーもありました。

巨大ターキー

感謝祭は、まあよーく飲んで食べるのですが、いいところはディナーと言いつつ、食事の開始が3時頃ってことです。デザートも食後酒もお腹に入れて、重い腰を上げても、まだ宵の口。

で、翌日、朝から元気にまたベンドへと向かいました。今回は、マウント・バチュラーに最も近いリゾート施設だという「イン@セブンス・マウンテン」宿泊です。


ここの良いところは、屋外のスケートリンクがあること。サンクスギビングからオープンです。

クリスマスツリーが中央に設置されました

暖をとりながら、イルミネーションを眺めるのも良いものです
そして、屋外の塩水プール&ジャグジーもあります。
こちら、温水なので、氷のリンクの隣でプールにダイブ!だってできます。

見るだけで寒い屋外プール。でも入れます。
水から出た途端、めちゃくちゃ寒いですが・・・。
この日、十分な積雪だと、待望のスキー場オープン日だったのです。そりゃ寒いはず・・・。

翌日は、初スキー!とマウント・バチュラーを目指しました。

マウント・バチュラー。ポラー着用スノーボーダーがやたら多い・・・
リフトもそこそこ動いていて、雪もよくって、楽しいスキーでした。
上の方まで行ったら、風が冷たくて、氷が降ってきて寒かったですが・・・弱っちいので。

ところで、ここのゲレンデのバーにある「デシューツ・ブルワリー」のビールも美味しいですが、今回は、ベンドの「カスケード・レイクス」というブルワリーに行ってみました。IPA、すっごい美味しい!これで飯が不味くなければ言うことないのに・・・涙。
そういえば、ゲレンデのバーでサンプリングしていた「10バレル・ブリューイング・カンパニー」のビールも美味しかった。きっと、このウィンター・エールだと思います。

美味しいビールを作るデシューツ川
そして、最終日。先々週、連れの発熱で延期したケイビングへ行ってまいりました。

ベンドのツアー会社のバンで、高度の高い「ハイ・デザート」を目指します。



この土地の下には、長〜い火山の溶岩でできたトンネルが続いているそうです。その天井が崩れ落ちた穴から、中に入ります。

洞窟(Boyd Cave)から地上を見上げた感じ
洞窟好きなので、いろんなの見てきましたが、こちら、鍾乳洞ではなくて、溶岩洞。こーんなに観光地化されていないやつは初めてです。探検感いっぱい。

火山灰が積み重なっています
ヘルメットのライトを頼りに、岩をよじ登ったり、降りたり、先を目指します。2時間近く洞窟にいましたが、最後に入口付近で家族に会っただけで、ずーっと自分たちだけでした。
1時間ほど歩いて溶岩チューブの閉じたところに到着

この先、さらに行きたければどうぞ、と言われた穴
2箇所、火山灰まみれになって四つん這いでしか行けないところもありまして、閉所嫌いの夫は早々に脱落しましたが、子供は喜んでおりました。エメラルドグリーンに輝く地底湖!とか、巨大アートのような鐘乳石!的な、派手なアトラクションはないものの、この自分たち以外に誰もいないってのは、良かったです。
お約束の明かりを消して、本当の暗闇体験もサクッとできました。

いやはや、どれも楽しかったです。セントラル・オレゴン、まだしばらく通いそうです。
ちなみに、全米で死火山が街中にあるのは3都市のみだそうですが、うち2つがベンドとポートランド(Mt. Tabor)のオレゴン州だそうですよ。

【関連ポスト】

2016年11月29日火曜日

BeInspired!サイトに寄稿開始しました!

「日本発。世界経由。「イノベーションの種」発掘メディア」という「Be inspired!」サイトに記事を書かせてもらうことになりました。

2016年11月24日木曜日

Seu Jorge "The Life Aquatic" デイビッド・ボウイへのトリビュート


昨晩、ブラジルのミュージシャン、セウ・ジョルジ(Seu Jorge)のデイビッド・ボウイへのトリビュートコンサートが、ポートランドのシュニッツアーホールで行われました。
チケットを買うのが遅くなったのもあるのですが、すごい人気なので、これは・・・デイビット・ボウイファンが来るのかな?と思っていたのです。

が、会場には、赤いニットキャップ人口の多いこと…!


「ライフ・アクアティック」のファンが来ていたのでした!

というのも、セウ・ジョルジは、ウェス・アンダーソン監督の映画「ライフ・アクアティック(The Life Aquatic with Steve Zissou)」に出演して、ボウイの曲をポルトガル語でカバーして歌っているのです。映画のサントラもこれ

思い起こせば、主演、ビル・マーレイで、ゆる〜くて、もう自分の好きな要素ばかりかと期待してみれば、いまいちピンとこなかった映画なのですが、カルト的のファンが多いそうで。
セウ・ジョルジも、映画同様の赤いニットキャップでステージに登場です。


彼の声がすごい好きなのですが、本人もやたらチャーミングで良いショーでした。

映画の話をもらうまで、デイビット・ボウイ、聞いたことなかったというセウ・ジョルジ。1曲目の「レベル・レベル」、手もつけていなかったけど、初日に「できてる?」と聞いてきた監督をがっかりさせたくなくて、「集中させて」ともらった50分で作った、なんて、すごくブラジル人らしいことをMCで言っていましたが・・・本当でしょうか。


ショーのアンコールでは、スクリーンが降りてきて、映画の場面や、ボウイの顔のコラージュなんかが映し出されました。
いやはや、本当に良いショーでした。

しかし、2列前に、ブラジル人のねーさん方がいたのですが、ブラジルのノリで、叫ぶは、一緒に大声で歌うわってしていたら、セキュリティにつまみ出されてしまいました。

まあ、周りは相当迷惑がっていましたが・・・ブラジルでは、ライブはカラオケ状態でも普通ですが、アメリカですからね。


それでも、ショーは実に良かった。CD、ボウイ・ファンにもオススメでございます。

2016年11月21日月曜日

子供とベンドでニジマス釣り

先日、友達家族とベンドのブラサーダ・ランチへ行ってまいりました。今年、年越しをした素敵なリゾートです。今回は、雪もまだ&釣り好きが一緒だったので、魚釣りへ繰り出しました。

ブラサダ・ランチからの眺め(11月)
向かったのは、シェヴリン池(Shevlin Pond)。"The Bulletin"によりますと、セントラル・オレゴンにあるオレゴン州魚類野生生物局(Oregon Department of Fish and Wildlife)が管理する子供向けの魚釣りの池の中で、唯一自然の水流(Tumalo Creek)から水が流れ込んでいる池だとか。

結婚式も開催されていた美しいシェヴリン池
オレゴン州魚類野生生物局が、次世代の釣り好きを育てる目的でニジマスを放しているので、魚がたーくさんいます。

なので、この池で釣りができるのは、子供だけ。
大人は、餌をつけて釣り糸を垂らすまでと、釣り上げてから魚を針から外す手伝いだけしかしないという決まりです。釣り上げていいのは、1日2匹、8インチ(約20.3cm)以上だそうです。

早速、トライ!

釣れる!
釣れる!
入れ食いなので、これは楽しい。
その日の夕食をそれぞれに釣り上げていただきました。

釣果
キャビンに戻って、バーベキューにしたところ、とても美味しかったです。

夏はもっと大勢の家族連れで賑わうんだとか。今の時期は寒いですが、空いていて楽しかったですよ。
いや、私は見てただけですが…。釣り好きの友人がいてくれて良かった〜。

なお、あくまで釣り堀ではなく、勝手に行って釣っていい池なので、釣り竿や餌/フライ、クーラーボックスなど用具一式は持参して下さいませ。

【関連ポスト】

2016年11月19日土曜日

「ステイ・ワイルド」誌出版家族とキノコ&海岸ツアー

前回のオーデュボンソサエティ見学に続き、今回は、オレゴンコースト1日コースに取材コーディネーターとして同行させてもらったお話です。


ポートランドの「楽しみと冒険を求めるアウトサイダーのためのフリーマガジン」、「ステイワイルド(STAY WILD)」ってご存知でしょうか?REIとかパタゴニアのショップとかにも置いてある季刊のフリーペーパーです。

世界中の記者が届けるいろーんな記事があります

こちらの出版元のジャスティン(a.k.a. スクラッパーズ)さん&エイミーさんご夫妻+息子キャンパーくん、モリソン一家のアウトドアな休日!という企画に同行させてもらいました。

待ち合わせたのは、Pine State Biscuitsというビスケット(ケンタみたいな方の)で有名なカフェ。9時ごろには、行列ができていた人気店です。

そこから、嬉しいことに道中にキノコ狩りを挟んで、コーストへ向かうことに。
車は、全員が乗れる「アドヴェンチャー・ワゴン」のカスタマイズされたヴァン(スプリンター)。これは快適!夏、お客さんが来た時のお出かけにも使いたいと思いました。

ハイウェイ26で西に向かいまして…サンセット・レスト・エリアの手前で一旦ストップ。
高速で何かと思えば…湧き水の水道がありました。ここで天然水を汲んでいくのだと。知る人ぞ知る、冷たくて美味しいお水です。

そして、サンセット・レスト・エリアから、「スティーム・ドンキー・トレイル(Steam Donkey Trail)」に入りました。
「スチーム・ドンキー」とは、木材を運ぶために使われた蒸気駆動のウインチのこと。これを使っていたエリアがハイキングトレイルになっています。


ここをキノコを探しつつ歩きます…


早速、毒を持っていそうな、可愛い子を発見。

実はこの日、昨年同様、ユージンの「きのこ祭り」へ行く予定だったのですが、まさか実際キノコ狩りができるとは!

ナメコ?
お目当ては、シャンテレル(杏茸)。時期が遅いかなーなんて言いつつ探します。
あとは…松茸も。

ロブスターマッシュルーム発見!食用にするには、ちょっと遅いようですが、嬉しい。

匂いでも確認
そして、とうとう・・・

ここに・・・

ありました!
シャンテレル茸…!

モリソン一家では、玉ねぎと一緒にオリーブオイルでソテーして食べるそうです。私は、最後にちょっと醤油をたらすと美味しいと思います。
コツは、強火で動かさずに炒めること!他の茸と混ぜても美味しい。ベーコンを合わせても美味しい…

さすが、雑誌発行人。
進んで浮かれたポーズをしてくれます・・・

きのこがヒゲから生えてきた図の撮影中
と、めでたくシャンテレル茸を発見し、スチーム・ドンキー・トレイルを後にしました。

そして、シーサイド海岸へ。
ビーチに出るためには、森を抜けていきます。

元キャンプグラウンドだったというこの森は、「オールド・グロース・フォレスト・トレイル」と呼ばれるだけあって、かなりの大木が茂っています。
常緑樹の森のトレッキンッグって、雨でもあまり濡れないんですね。知りませんでした。

スクラッパーズさんが、「前、サーフボード持って渡っている時、落ちかけた!」とかいう危険な橋には、今は、手すりが付いていました。

完成したばかりの橋

橋からの眺め

海に到着
雨が降り続いていましたが、サーファーたちが、そこそこ海にいました。

木に囲まれていてそれほど風がないものの、雨もあって、キャンプファイアーを作るのは大変。

それでも、日本人のライターさん&カメラマンさんの力もあって、無事、火がつきました!
コーヒーとその辺にあった針葉樹のお茶も飲みました。ダグラスファーのお茶、パウエルズとかで売ってましたが、こんな味なんだろうなあ、って味、というか香りです。

モリソン一家のキャンプファイヤー

帰りは、「キャンプ18」という林業の歴史を感じられるレストランにて、遅めのランチ兼ディナー。

この看板が目印。

巨大な木彫りで飾られたログキャビン
内装は、ちょっとシアトルのウェッジウォーターホテルの
ロビーを思い出す、いい感じです
とても充実した1日でした!

それぞれの雑誌に掲載されるという記事が楽しみです。

<更新>ステイワイルドサイトのポスト、こちらです。「LET’S BE-PALS

2016年11月17日木曜日

オーデュボン・ソサエティの森ツアー

もう2週間ほど前になってしまいますが…アウトドア誌の方々の取材をコーディネートするお仕事をいただきまして、ポートランド界隈、いろいろ同行させてもらいました。
初めて知った面白い場所もたくさんあったので、順に紹介しますね。

まず、フォレストパークに隣接する「オーデュボン・ソサエティ(Audubon Society)」の敷地です。



アメリカの鳥類研究家、ジョン・ジェームズ・オーデュボンの名前が冠されているこちらの会、野鳥を守ることを目的に1902年に発足しました(登録は1909年)。
現在は、150エーカーのサンクチュアリの管理や「ワイルドライフ・ケア・センター」の運営、様々な市民向けイベントを開催し、野生動物や植物の保護や市民の啓蒙に努めているそうです。

ワイルドライフ・ケア・センター

ダウンタウンから車で5分というオーデュボン・ソサエティのサンクチュアリ。こちらの事務所で、鳥が大っ好きで、もうやったら詳しいダンさんと待ち合わせ。ユース向けイベントなどを担当するイアンさんも一緒にトレイルを案内してくれました。


写真撮影におどける2人・・・

当日は、なんとも幸運なことに、いい天気!
でもまあ連日、雨が多いことは変わりなく、木々にはたくさんの苔が生えています。そして、苔を絞ると水が滴ります。


スポンジみたいに水を含んだ苔

もちろん、きのこもたくさん生えていたりします。食べられないやつですが。

小さいきのこがいっぱい!

このサンクチュアリは、日の出から日没まで一般にも開放しているのですが、犬や自転車NGなせいか、晴天にもかかわらず、とっても静かでした。フォレストパークだったら、ジョギングする人といっぱいすれ違いそうなのに。




歩いたのは、「ピトック・バード・サンクチュアリ」という部分。主要紙「オレゴニアン」の創業者、ピトック氏が所有していた酪農場を、オーデュボン・ソサエティが購入&翌年さらなる敷地をピトック家から寄付されたというエリアです。

酪農場だった部分は植樹された森ですが、センターから奥に当たる「アンシエント・フォレスト・ループ」まで行くと、樹齢200年ほどの森になっています。

オールド・グロース・フォレスト。樹齢200年ほどのダグラスファー

ちなみに、オーデュボン・ソサエティから、観光名所の1つ、ピトック邸までトレイルを歩いていくことができます。グーグルによると45分のハイクだとか。


野生動物について学んだり、野鳥観察の道具を購入できる
ネイチャー・ストア

事務所の裏手には、野生に戻れない大鴉やフクロウの檻があります。
また、「ネイチャー・ストア」には、地域の野生動物の剥製なんかもあります。バードフィーダーとか絵本とか、野鳥好きの方なら相当、嬉しいんじゃないでしょうか。スワロフスキーの双眼鏡もありました。いや、ダンさん愛用のスワロフスキー双眼鏡、覗かせてもらったのですが、もう、すぐ近くで見ているみたいに、明るくクリア!やっぱ高いやつって違うんですねー。


ネイチャーストア内

子供連れで出かけても、きっと楽しいはず。イベントスケジュールもチェックしてみてくださいませ。

オーデュボン・ソサエティ
5151 NW Cornell Road, Portland, OR 97210
503.292.6855

2016年11月10日木曜日

美味しいケトルコーンとバーンサイドブリッジ

週末、いい天気だったので、川沿いのお散歩に行きました。

サタデーマーケットの脇で発見した、その場でケトル(大きい釜)で作っている昔ながらの「ケトル・コーン」が美味しかったので、忘れないように書いておきます。

素朴な甘さの、まだ温かい「バンディット・ケトル・コーン」。食べ始めると、止まりません・・・。

カウボーイ姿のお兄ちゃんが目印
で、ここから、前からやんなきゃ、と思っていた「バーンサイド・ブリッジ」を徒歩で渡りに行ったのですが・・・

このサインと写真を撮れます

橋の中央まで来たあたりで、カーンカーンカーン…って、踏切が降りてきまして

徐々に・・・

ピンクタワーも半分ほど隠れ・・・

落ち葉が上から舞ってくるほどの角度!

こんなのに出くわしてしまいましたよ。

びっくりです。

この数日後の大統領選では、もっと驚きましたが・・・、いや、それにしてもヒラリーのスピーチ、泣けました・・・。