それにしても、シアターへ行けないのは寂しいですね。
まずは、1月にオレゴンシンフォニーのゲストとして登場したバイオリニスト、イツァーク・パールマン(Itzhak Perlman)の演奏です。
演目は、Beethoven: Violin Concerto。後半に車椅子で登場したイツァーク氏。存在感、すごい。そして、バイオリンがあんな風に和音のような音を出せるなんて知りませんでした。それに、ゆっくり弓を動かしているのに、その1度の動きでいくつもの音が速いスピードで出てくるのにも驚きました。すごーい。さすが世界最高峰のバイオリニストです。
もう1つは、2月にWhite Birdが招聘したブラジルのダンスグループ、グルーポ・コルポ(Grupo Corpo)。大好きなグループで、ブラジルでは毎年のように見に出かけていて、ちょっと飽きてきたかも?とか思っていたのですが、今回、久しぶりに見たら、やっぱり格好良かった!会場もいっぱいでちょっと嬉しかったです。
演目は、Bach(1996)とGira(2017)。いつも通り、過去と最近の2つの舞台です。
Bachの方は、オルガンのような棒の演出が素敵。
Bachの方は、オルガンのような棒の演出が素敵。
Giraとは、ブラジルの「アフリカ色の濃い心霊主義的習合宗教」ウンバンダ(umbanda)の儀式のことで、そこからインスピレーションを得たものです。
中でもフィーチャーされるオリシャ(神々)は、性欲と生命力を司るエシュ(Exu)だとか。アフロブラジルのリズムと動きがかっこいいブラジルのグループらしい作品でした。