2016年12月5日月曜日

タイニーハウス見学

しばらく間が空いてしまいましたが・・・アウトドア誌の取材同行で行きました、タイニーハウスについてアップしておきます。

タイニーハウスといえば、私は「ディグニティ・ビレッジ」やユージン市の「オポチュニティ・ビレッジ」のようなホームレスのサポート的なものを思い浮かべたのですが、最近はアウトドア好きのセカンドハウスや、小さい家を望むミレニアル世代、定年退職者のトレイラーホーム的な役割の家・・・とかなり幅広く需要が増えているようです。

まずは、アルバニーのカスタマイズ・タイニーハウスを作るタイニー・スマート・ハウス(Tiny SMART House)

オーナーのNathanさん
「大学戻って、環境勉強したんだけど、卒業したらちょうどリーマンショックとかあって、景気が悪くて、もう仕事なくってさー」とか言うゆるい理由で、ビルダーの友人の会社を手伝いながら、そこで依頼を受けてタイニーハウスを作ったのが、このビジネスを始めるきっかけ。そこで作ったタイニーハウスが評判となり、2012年に独立して会社を設立したそうです。なんというか・・・力の抜けた、フレンドリーなオレゴン人らしい方でした。

7種類くらいのモデルから選んでカスタマイズしてもいいですし、ゼロからオリジナルで作ってもくれます。

製作途中のタイニーハウス
ハンティング用にライフルスペースがあったり、こだわりのキッチンがあったり、どれもオーナーの個性を出せます。

旅先で集めたクラッシュド・ペニーをアレンジした木箱

案内してくれたKC嬢は、来年は婚約者と暮らすタイニーハウスを買って、雨の降らないセントラルオレゴンへと移動するそうですが・・・なんと、自分のママの真似をして「片付けなさい!」「早くしなさい!」とかいうオウムも一緒だとか。

案内してくれたK.C.さん

鳥かごスペースをカスタマイズするそうですが・・・いやあ、東京の狭いアパートに住んでいた私でも、ダンナと母親と同じ声で小言いう鳥と一緒にタイニーハウスは・・・無理かも!
でも、彼女は、「思いついたら、朝から何処へでも行けるのよ!最高じゃない?!」と目をキラキラさせておりました。ミレニアルズな感じです。

それから、前から気になっていたポートランド、アルベルタ地区のタイニーハウスホテル「キャラバン」にも行ってきました。


この扉を抜けると、こんな感じ。

タイニーハウスが集まる敷地
中は、こんな風になっています。



こちら、「全米初」のタイニーハウスを使ったホテルサービスだそうで、ニュースメディアはもちろん、TVショー「ポートランディア」でも取り上げられました。




かなり人気で、世界中から多くの人が宿泊に来るそうです。アルベルタ地区も盛り上がっていますしね。

また、トレイラーのレンタルもしているそうです。これは子供が喜びそう!



夏、一度は借りて遊びに行ってみたいものです。

なお、ここのオーナーのDebさんに話を聞いたのですが、ダンナさんは、Accessory Dwelling Units (ADU)という車輪のないスモールハウスを作る専門家だとか。アメリカも小さい家が増えているんですね。
そういえば、週末、家に遊びに来た方、不動産屋でしたが、「ベビーブーマー世代が定年退職して、1階建ての小さい家へ引っ越したがるけど、今の若者は、彼らが建てたでかーい家、望まないから、そういう家が余るようになるかな〜」とか言ってましたね。

ちなみに、今年に入り、ポートランドにもう1箇所、タイニーハウスホテル「タイニー・ディグス」ができたそうです。ここに宿泊すれば、「変な」ポートランドらしい体験ができそうですよ。

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