2018年9月17日月曜日

子供と一緒に!ポップコーンパッケージとペン&テラー

今年は、ホワイトバードのダンスシリーズをお休みし、オレゴン・シンフォニーのコンサートへいくつか行こうと思っています。

そのシリーズの1つに、映画に合わせてそのサントラをオーケストラが演奏するという「ポップコーン・パッケージ」がありまして、早速、1つ目、スターウォーズに行ってきました。


いやー、贅沢。
子供も大興奮でした。それにしてもハリソンフォード、若っ・・・

こちらのパッケージは、あと3本ありますので、興味のある方はぜひ!

それからもう1つ、子供と出かけたのがこちら。
アメリカを代表するマジシャン「ペン&テラー(Penn and Teller)」のショーです。

入場者全員に配られた手品に使う4枚のトランプカード

毒舌の大男ペンと一切しゃべらないテラーのコンビの手品は観客を巻き込んで、まあ笑えるし、驚かされるし、すごいエンターテイメントでした。


このビデオのマジック、ステージのオープニングアクトでした。
ラスベガスが本拠地みたいですね。チャンスがあればぜひ見て欲しいです!

TBA: Andrew Schneider

TBA18、もう1つ見てきたのが、アンドリュー・シュナイダーの「アフター(After)」。PSUのリンカーンホールで開催されたのですが、ものすごい人、それもアート系のヒップスターで、いっぱいでした。

入る前に、かなり長い間、真っ暗になって霧とかも出るし、ストロボもすごいけど、安全ですからね、との注意がありましたが、まあその通りの前衛的で面白いステージでした。目の前で、一瞬でシーンが変わるのがすごい。



しかも、ユーモアもあって、マインドフルネスを感じさせるナレーションも意外と響いたりして。「死後」とか「最期」とかにまつわる哲学的なことをテーマにしているのに、例えば取り返しのつかない出来事が、恋人や親を傷つけた、とかじゃなくて、車のトランクに鍵残して閉めちゃった、みたいな、あー、あるある、そりゃちょっと時間戻したいわ、とかだったりして、肩の力を抜いてついていけました。

あ、あと、これはストレートに時間を意識させられるから、Time Based Artのテーマにふさわしいんじゃないかなーと思ったりしました。

要チェックのアーティストだと思います!

2018年9月15日土曜日

TBA: 18 - Ann Hamilton: habitus

今年もTBA (Time Based Art) Festivalの季節がやってきました。

タイムベースド・アート・フェスティバルは、 PICA(Portland Institute of Contemporary Art)が2003年から毎年9月に、鑑賞に時間性が伴う(「タイムベースド」)ことを軸に構成されている前衛的な芸術祭です。
全米および世界からアーティストが集い、併せて評論家や観客もやってくるそうです。




その中から、昨日、オハイオ出身のアーティスト、アン・ハミルトン(Ann Hamilton)の展示を見てきました。

場所は、パール地区ウィラメット川沿いのCentennial Mills Pavilion。歴史ある製粉所の跡地の屋外パビリオンです。


中には、12の巨大な天蓋の幽霊みたいな布のオブジェが浮いています。

このオブジェは、川風を孕んで膨らんだり、繋がれた滑車の紐を誰かが引くと、くるくる回ったりします。

ふわふわした持ち手の付いた紐

紐を引くと、ハーモニカのような、笛のような、ちょっと神秘的な音色が響くこともあります。

スタッフが説明してくれたところによると、「アン・ハミルトンは、この紐を引いて手を放す、というチャペルの鐘を鳴らすような体験が、私たちはどうしても物事に固執してしまうところがあるけれど、それを解き放つことも必要だ」といったことを伝えようとしているんだとか。


建物のモデル以外、全て手を触れてもよく、中にも入れます。


また、住居、家庭、聖域などに関する引用文やイメージが自由に持っていけるように並べられていました。

屋外での展示って好きです。デジタルじゃないのも、作品に触れられるのも嬉しい。
明日までです!

ちなみに今晩は、アンドリュー・シュナイダーのステージを見に行く予定です。

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