2018年5月29日火曜日

スリッパリージャック&モレル・マッシュルーム・ハンティング

先週、オレゴン・マイコロジカル・ソサエティの会長と行くキノコ狩りに当選しまして、20名ほどのキノコ好き同志とフッド山まで行ってきました。

前回出かけたギフォード・ピンショー国有林(Gifford Pinchot National Forest)の焼け地では、見つけられなかったモレル(アミガサタケ)を今度こそ見つけたい!と意気込んで参りました。

前回の収穫、サンゴ茸とワラビ

今回はしかも、キング・ボレート(ポルチーニ)やスプリング・キングなんかもあると思うよ、と期待させるようなメールが来ています。

山に入ると・・・早速、会長がモレルを発見!「僕は採らないからねー」と言うので、みんなが物欲しそうな私に譲ってくれました。

初モレル
その後、しばらくして自分でもモレルを見つけました。これは今日は大収穫⁉︎と思ったのですが、結局、採れたのはその2本のみ・・・。

調理されるのを待つアミガサタケ

それでも美味しくいただきました。

そして今回お伝えしたいのは、「スリッパリー・ジャック(slippery jack)マッシュルーム」ことSuillus。多分和名は、ヌメリイグチ。


松の木の下に生えています。

初のポルチーニかと思いきや、会長にスリッパリージャックマッシュルームと教えてもらいました。「食べれるし、食べる人もいるけど、ヌルヌルして、私は好きではない。人によっては腹を壊す」とおっしゃいます。

これを聞いて、捨てた参加者、多数。


せっかくなので、量を増やすため、いくつか拾ってきました。当然、私は食べる気なので。弾力のあるものが良いそうです。


下ごしらえは、上の消化に悪いヌルヌルした皮とスポンジ部分を落とすこと。


わりと簡単に皮は向けます。ひだの多いアンズタケなどよりもむしろ簡単にきれいになります。


これを切って、ソテーにしてみました。


バター醤油で試しましたが、美味しい。誰?まずいって言ったの。気持ち悪いって聞いていたヌルヌルですが、ナメコとかオクラとか好きな人ならまず問題ないと思います。

実は、この夜行った、野生キノコ専門レストラン「The Joel Palmer House Restaurant」のシェフに「スリッパリージャックは、乾燥させて味を凝縮させるとうまいんだよー」と言われたので、そちらもトライ。


これは今晩のスープに入れてみようと思います。
でも、普通にソテーでもいいかなー。


ちなみに、ギフォード・ピンショー国有林は、オンラインでキノコ狩り許可書を申請できるのですが、マウント・フッドは、レンジャーステーションに平日、足を運んで申請しなければいけませんのでご注意ください。

フッドリバー・レンジャー・ステーション

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