2019年11月19日火曜日

山海塾とチック・コリア

最近、面白いショーを2つ見ました。忘れないように、書いておきます。

1つ目は久しぶりの山海塾。シアトルまで出かけて参りました。
場所は、ワシントン大学のMeany Center。

キャンパス内の教会
演目は、「海の賑わい 陸の静寂―めぐり(MEGURI: Teeming Sea, Tranquil Land)」



モチーフはウミユリなんだとか。山海塾の独特の世界観が堪能できました。
それから、青いライトのプールや天井から1つ釣られた水盤といった水の表現が印象的です。山海塾の舞台は、観客それぞれの解釈ができるのもいいなと。

シュニッツアーホールのバーの天井

2つ目は、グラミー賞常連のジャズピアニスト、チック・コリア(Chick Corea)。アーリーン シュニッツアー コンサート ホールで開催のオレゴンシンフォニーとの共演です。演目は
Mozart: Don Giovanni Overture
• Chick Corea: Piano Concerto No. 1
• Gershwin: Selections for Solo Piano
• Gershwin: Rhapsody in Blue
で、後ろの3つにチック・コリア氏が出ています。あとアンコールも。
彼は、喋りも洒脱で面白いし、何と言ってもガーシュインのラプソディ・イン・ブルーのアレンジにしびれました。


マンハッタンの絵を一回バラバラにして、猫とかアパートの住人とか書き入れたり、色足したりしてから、戻して、遠くから見るとマンハッタンの風景だって明らかに分かるけど、近くで見るといろんなシーンがある点描画とかモザイク画みたいな印象。
全体はラプソディ・イン・ブルーなんだけど、全然違う印象でした。

あと、今回、奏者の指の見える席を選んでもらったのですが、やっぱりすごい。指長い。
ダックリッジ・ファーム


Duckridge Farmというめちゃくちゃ美しい場所で開催されたPortland Piano Internationalのファンドレイジングイベントでピアニスト、Gabriele Strata氏の弾いたリストの指使いを見てからというもの、指の見える席にハマっております。
恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読んだ影響もあるかもしれませんが…


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