まだ雨の降らない週末がやってきたりもするポートランド。今週末が最後か?という恐怖から、積極的に外遊びへ出かけております。先週は、そろそろ美味しくなってくるダンジネスクラブを取りにオレゴンコーストへ行ってまいりました。
Rockaway Beach |
ダンジネスクラブ(Dungeness crab)は、日本語だとアメリカイチョウガニと呼ばれる結構でかくて美味しいカニです。アラスカ、アメリカの西海岸北部でよく取れて、サンフランシスコやシアトルでも人気があるようです。
Best Fishing in Americaサイトによりますと、オレゴンでは、年中レジャーでクラビング(crabbing つまり蟹ing)は解禁されていて、ベストシーズンは、9月後半から11月。
夏はいまいちまだ身が詰まっていなくて美味しくないし、12月には商業用も解禁になるため、一般人はプロに負けて成果がでないんだとか。
でも冬のオレゴン海、雨風で寒いし、漁に出かけたくない…なんで、やっぱり狙いは晴れた9月じゃないでしょうか。
ダンジネスクラブは、岸からカゴを投げても取れるらしいのですが、友人がボートで行った方が絶対面白いらしいよ、と言うので、その方向でプラン。
ボートを借りられる所リストをもらったので、一番目に載ってたKelly’s Brighton Marinaにとりあえず電話してみました。すごい感じのいいおじさんが、日曜の潮について親切に教えてくれたので、そのままこちらに決定。ボートの予約はできませんが、「まあ、いっぱいになって借りられないってことはないから、心配しないで」とのこと。
電話に出たのはきっとこの方。 写真撮っていい?って言ったら、「カニもたせて!」とタンクから二匹掴んでポーズ |
ティラモックを抜けて、Hwy101を海沿いに北上。グーグルマップやカーナビだとちゃんと出てこないのですが、ガリバルディ(Garibaldi)を超えて、ロッカウェイ・ビーチを超えて、山?ってな感じのところにネハレム湾(Nehalem Bay)とケリーズ・ブライトン・マリーナがあります。
奥がオフィス兼ショップ |
取っていいサイズのカニの説明 |
「ボートは3席しかないから、大人4人と子供3人はどうかなあ」と言われていましたが、その席、ベンチ型のやつなんで、小さい子供なら平気で3、4人乗れます。
このボート。初心者でも運転できるよ!と、レクチャーしてくれます。 |
というか、船の運転手とカニ漁担当の大人が必要なので、小さい子連れなら、できれば大人3人はいて欲しい感じです。
湾は波もほとんどなく、初心者ばかりでも怖くないです。
漁は、餌のついたリングを3つ数メートル間隔で海に投げ入れて、10分ほど経ったら、回収に回るというシンプルなもの。
ただ、リングを速〜く引き上げないと、カゴの形になる前にカニが逃げ出してしまうので、ボートの運転手と気持ちを合わせて、ロープをガンガン引っ張らなければいけません。
このリングを上げる仕事は、ライセンス保持者の担当となります。子供にはちょっと難しい、というか、か弱いママにも無理です。
引き上げるとカゴ型に |
が、取っていいのは、オスのみ。そして大きさも、5 ¾ inches(約15cm)以上と決まっています。オスメスは、お腹の部分を見るとわかります。
なんで、雑魚を海に返して、大きいやつをひっくり返してオスメスを判断して、定規で測る…過程が楽しい。
魚の頭に誘われてやってきたカニたち |
収穫 |
結局2時間で取れたオスは三匹!
だったのですが、料理してくれる人のチェックで、一匹は、サイズが足りないと言われ、海に返されてしまいました…
調理済みのカニ |
あー、美味しかった!
でも、もっともっと食べたかった…
まあ、買えるんですけどね、一杯20ドルくらいするそうです。なんで、5匹収穫すれば、ボートレンタル代、出ることになりますね…。
で、北上して、Tsunami Bar&Grillというネハレム川沿いのレストランに入ったのですが、ベランダから、野生の動物が見えました。いやあ、オレゴンっぽいですね、なんか。
美味しいけど、出てくるのがめっちゃ遅いNehalem 川沿いのレストラン「Tsunami」。 焼きそばやエビフライもメニューに… |
そういえば、ボートに乗っている時には、野生のアザラシ見たんだった。いやあ、大自然を満喫ですよ。
そのあと、せっかくなんで、ティラモックのチーズ工場に寄り道。
大人気のチーズ工場 |
私としては、わざわざこのために出かける場所でもないと思います。が、子供は喜んでいたので、近くまで来たら、寄ってみるのもいいですね。
それから着替え。リング引っ張る人はずぶ濡れになります。
あと、天気が良ければ、サングラスと日焼け止め。良くなければ、防水靴やウィンドブレーカーもあるといいかもしれませんよ。
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