2015年5月4日月曜日

Nike World Campus見学ツアー



ナイキ本社は、我が家から車で20分くらいのところにあります。「キャンパス」と呼ばれるだけあって、大学のキャンパスのような広大な敷地に、スポーツ選手の名の付いたオフィスビルやサッカー場、ジム、プールといったスポーツ施設が散らばっています。

中に「レイク・ナイキ」と呼ばれる湖がありますが、それだけで10エーカーもあるそうで・・・。

敷地内にある「ナイキ湖」の周りには、等身大の像がたくさんあります

春には沈丁花が香り、クローン桜が咲き乱れ、鴨が飛び、まあちょっと現実感がないほど素晴らしい環境なわけです。

出入りも自由みたいだし、食堂の飯は安くて旨いし(特にミア・ハムビルのカフェテリア)、これはちょっと観光記事にしようかな、と思ってナイキ社員に頼んでツアーに参加してみました。

ボランティアでガイドをしてくれた社員のステイシーさん
ところが、ガイドさんに聞いたところ、「オフィシャルには関係者のみのクローズドキャンパス」だそうです。そりゃそうか、企業だしね。

・・・というわけで、観光記事ネタとしてはボツになってしまいましたので、こちらの個人ブログにアップいたします。


92年に作られたナイキのタイムカプセル。前回開いたのは2012年。
ナイキキャンパス、いろいろ見るものもありますが・・・タイムカプセルとかは、学校っぽいですかね。中には、新聞とかスニーカーとかが入っているそうです。90年代スタートなので、まだ「おおっ!」ってことにはなっていないようですが。

ロナウド・フィールドの前にある「フェノメノン」像
天然芝のサッカーフィールドは「ロナウド・フィールド」と呼ばれています。ブラジル贔屓の私には、なんとなく嬉しい。
ちなみに、こちらでマンチェスター・ユナイテッドの練習試合があった時には、女子社員はほとんど仕事にならなかったそうです。「だって、みんな上半身裸なのよん❤️ここの社員で、ほんっと良かった!」だそうです・・・。なんという役得。

タイガーウッズ選手が驚異的なショットを見せたというタイガーウッズセンター前の「18番ホール」
ナイキの広告塔のスポーツ選手は、ナイキと社員契約をしているらしく、多くの有名選手が敷地内にやってきています。ツアー時も、オリンピック選手が走っていました(もちろんガイドさんに教えられて知ったのですが。)

タイガー・ウッズ選手が来た時に、創業者の1人、フィル・ナイト会長が、「ここからサッカーフィルドの反対側にあるホールまでボール飛ばせる?」とけしかけると、ウッズ選手は、ホールインワンは逃したものの、サッカーフィールド縦に2つ分を飛び越す驚異的なショットでホール脇のスポーツセンタービルの窓に当てたそうです。

ノーラン・ライアン選手像
驚くこともないのですが、ナイキ社は、一流スポーツ選手からいろんなものを寄贈されるらしいです。それらのアイテムは、必要になるまでは、どっかの倉庫にしまわれ、DNA(Digital Nike Archive)として管理されているそうです。
・・・関連して、キャンパス内「ノーラン・ライアン」ビルにあるノーラン・ライアン選手の像は、彼の自宅ガレージにあったジャンクで作ったそうです。バットやボール、ビールの空き缶や缶バッジ、ナンバープレートといった私物は、いかにもガレージにありそうで、なんとなく親しみを覚えてしまいます。ファンならきっと嬉しいんじゃないでしょうか。

四季折々の花が楽しめる「日商岩井」日本庭園
ナイキの日本庭園は、創業時、ナイキを信用して前払いしてくれた日本企業、日商岩井に敬意を表して「日商岩井ガーデン」と名付けられているんだとか。「日商岩井がなかったら、現在のナイキはなかったかもしれない」という、この庭に付随して語られる逸話は、ナイキ関係者には結構浸透しているようです。しかも、「敬意を表して庭に名前をつけたら、立派な橋と桜と紅葉の木をお礼にもらっちゃった・・・」との話もあり、日商岩井、更に日本にとっても、すごいPRになってます。


それから、見所の1つはやっぱりナイキ・ミュージーアムですかね。最初の「ワッフルソール」スニーカーを作ったというぐちゃぐちゃのワッフルメーカーなんかもあります。ちなみにこの「奥さんが朝食用に買ったワッフルアイロンで、創業者の1人、バウワーマンさんがスニーカーの底を作った・・・」という話は、擬人化されたワッフルアイロンが主人公の絵本にもなっています。

"Wendy the Waffle Iron"・・・ウエンディちゃん、かわいいんでしょうか。
この本を読んだ娘は、「本物のウェンディ、見たい!」と騒いでいましたが、相当無残な姿なので、見るとショックを受けるかも・・・。

創業当時のスニーカー販売の様子の再現
ところで、ナイキの箱はオレンジ色ですが、これは当時最大のライバルだったアディダスが、青を基調にしていたので、その反対の色を選んだ、という割に単純な理由だそうです。

産卵期はアグレッシブな鴨。注意を促す看板もあり、みんな避けて通ります。
それにしても広い敷地。もと農場だったこちら、小川や湖もあり、たくさんの鴨が住んでいます。鴨に関しては、GPMという項目が計上されているんだとか。やったら3文字省略語の多いナイキですが、GPMって何かわかります?「Goose Poop Maintenance (鴨のふん清掃)」で、年間 50,000USDの予算だとか・・・。本気ですかね・・。

2 件のコメント:

  1. ナイキ本社は、我が家から車で15分くらいのところにあります。「キャンパス」と呼ばれるだけあって、大学のキャンパスのような広大な敷地に、スポーツ選手の名の付いたオフィスビルやサッカー場、ジム、プールといったスポーツ施設が散らばっ ... ナイキ.blogspot.com

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