2017年10月11日水曜日

コッポラ監督&Complexions

書かないと忘れちゃいそうなので、最近、行ってきたイベントについてです。

1つ目は、"Live Cinema and its Tequniques Francis Ford Coppola"出版を記念したフランシス・フォード・コッポラ監督の公演です。ナイキのフィル・ナイト氏以来、公演聴きに行くの久々です。


フランシス・コッポラ監督といえば、やっぱ「ゴッドファーザー」ですかね。
最近は、コッポラ監督と聞いて、娘、ソフィア・コッポラの方を思い浮かべる人もいますかね。お孫さんのジア・コッポラも監督2作目を仕上げたそうで。

そんな彼の祖父から孫の代まで5世代にわたるTV&映画一家をベースにした話を、実際のTVの誕生、変遷とからめて、テレビの生放送のように見せる実験的な映画(ライブシネマ)についてのお話でした。

コッポラ監督は、Melena Ryzikというニューヨークタイムズのライターがインタビューする形式だったのですが、裏でなんかあったの?というくらい彼女に対して無礼なとこがあって、うーん、やたら押しが強い印象でした。

話の中で記憶に残ったのは、「映画は短編小説のようなもの」という考え方。映画は、いろんなドラマがあるからか、長編作の印象を持っていたのですが、「1シーティングで消費するエンターテイメント」という括りだそうです。確かに、映画は一旦座ったら一気に話を最初から最後まで見て、長編小説のようにしおりを挟んで、何度にもわたって読むことはないです。
なるほどー、と思って。

あと、作家で脚本家でもあるコッポラ氏が書くコツについて問われて、紹介していた彼の手法についても書き留めておきます。
彼は、毎朝決まった時間にできるだけ書き進めて、ある程度量がたまるまで読み返さないそうです。読み返すと自分で書いたものが気に入らず、書き直さずにはいられなくて前に進まないけれど、ある程度書いてからだと、結局直すのですが、その時に、ある程度の方向が見えてくるのだとか・・・。

あ、それから、彼のリハーサルの手法も面白いと思いました。
彼は、台本を離れて役柄になりきるリハーサルを実践するそうです。例えば、役者本人ではなく、自分が演じる役の人が選んだという想定のコスチュームで参加する仮装パーティーとか。
役者にその役の人として振る舞ってもらうんだそうです。例えば「今日何していたの」といった話でも、考えて、答えて・・・という過程で、その役の「記憶」が作られるんだそうです。それを夫婦役でやれば、夫婦として共有できる記憶、歴史があるかのように。実際にそれにまつわる会話が台本に出てくることはないけれど、そんな記憶が役をリアルにするんだとか。
「ガラスの仮面」で似たような考え方、あったような・・・。

それにしても、もう長く映画館で子供映画以外見ていないのですが、やっぱいい映画見たいなーという気になってきました。

2つ目は、ホワイトバードのシーズン1つ目!「コンプレクションズ」というニューヨークのダンスカンパニー。元Alvin Ailey American Dance TheaterのプリンシパルダンサーでコレオグラファーのDwight Rhoden とAmerican Ballet Theater初の黒人ダンサーで、Alvin Ailey でもダンサーを務めたDesmond Richardsonが創立しました。

アルヴィン・エイリー・ダンスシアター、すごい好きだったので、期待していたのですが、すっごいよかったです!バレーってこんなかっこいいんだ!と。

前半は、Ballet Untoというバッハの曲の作品で始まり、Imprint/Mayaというデズモンド氏のソロ。後半は、Star Dustと題したデイヴィット・ボウイのメドレーでした。


それぞれ、全然違うのですが、どれも甲乙つけ難いくらい良かったです!
おすすめですー。

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日本庭園のイベント

紅葉が映える秋の庭園

隈研吾氏の手によるリニューアル後、ますます素敵になったポートランド日本庭園。新しくできた施設を使うイベント開催に力を入れているようです。

最近2つのイベントに招待していただき、行って参りました。

1つ目は、利き酒イベントJoto Sake(日本酒)にBiwa居酒屋(肴)によるフードペアリング付きです。

広島の純米吟醸「幻」には、確かいんげんのナッツ和え

滋賀の純米吟醸「七本槍」のにごり酒には、モッツァレラチーズの味噌漬けだったかな・・・

同じく「七本槍」の純米には・・・ワンタン

時間が経って、おつまみを忘れてきていますいが・・・他にも、エア・ドライ・ビーフというBiwa自家製のビーフジャーキーとプチトマトのお浸しがあったはずです。

ちなみに、ビワのオーナー、ゲーブさんを先日取材させてもらったのですが、彼は、ビワ居酒屋開店前にお肉屋さんで働いていて、和食に加えて肉の加工が得意なんだとか。あと、彼のお父さんが餃子に超ハマっていたらしく、その影響で中華ダンプリング系も詳しいようです。今年の冬は、カラフルな野菜に挑むそうですが・・・

何にせよ、意外なおつまみと日本酒の組み合わせが楽しかったです。


もう1つは、お月見イベント。ポートランドには珍しく、中秋の名月の前後のお天気が良く、ものすごーく期待していたのですが、月の出には、雲がかかってしまいました。

ポートランドの上空に月が上がるのを待っています
それでも、風情のある素敵なイベントでした。「平安の頃から続く、日本の最も典雅な行事の1つ」との説明がありましたが、確かに琴や尺八の演奏を聞きながら、日本酒飲んで、薄暗い庭園で月の出を待つのはいいものです。灯りの入った石灯篭、初めて見た気がします。

Mitsuki Dazaiさんのお琴

尺八の共演

ちなみにご飯は、Bamboo SushiChef Naokoのデザート。飲み物はJoto Sake、サッポロビール、The Jasmine Pearl Teaでした。

スイートポテト「月見焼き」
なお、我が家の前は公園になっていて、家に着いたら目の前にきれーいな満月が見えました・・・。

月の写真って難しいですね。

2017年9月20日水曜日

サーモンシェアを買ってみました

以前、牛肉やら羊肉を農場から買っていると書いたことがありましたが・・・その後、豚を友人とシェアしたこともあって、もうフリーザーは肉だらけ。魚も食いたい!と夫に言っていたら、フェイスブックの広告見て、アラスカの漁師のワイルド・サーモン・シェアを購入したとの事。

先日、その魚が届いたというので、Iliamna Fish Co.へとクーラーボックスを提げ、引き取りに行ってまいりました。

出迎えてくれたのは、タンクトップに長靴の元気なお姉さん方。



魚を車まで運んでくれたのも、やたら可愛い女子です。


いやあ、ブラジル赤道直下のビーチタウン、レシフェの漁師とか、サンパウロのフェイラ(青空市)の魚屋さんとか、日本でも職場から近かった築地とか、地元北陸の魚市場とか、あちこちで鮮魚を扱う人を見てきましたが、こーんなヒップな感じはなかった!
さすがポートランド。ミレニアルズがお揃いの服着て、家族とか知ってる人が釣ったサステナブルなワイルドサーモンを売るんですねー。Farm to Table(農場から食卓へ)に続く、Sea to Tableってやつですよ。

ちなみにこのサーモン、「刺身クオリティよ!」とのことで、当分は、いつでもサーモン刺身が大量に食べられることとなりました。
今晩、このサーモンを生で食べることにしたので、彼女たちを思い出してブログに書いてみた次第です。はい。

2017年9月15日金曜日

Taste of Japan:ポートランドの和食レストラン、掲載開始です

夏の間、全くブログが更新できていませんが・・・追って、何したかとか、書いていきたいと思っています。

とりあえずのご報告は、こちら、農林水産省の「Taste of Japan」という世界の日本食レストランを紹介するサイトのポートランドエリアの掲載が開始したことです!

日本邸園内のUmami Cafe。早朝のベランダ席、最高です。

「日本の食材を使う」ことを条件に、順に取材しています。今後も増えていく予定なので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

ちなみにテキストは、英語に翻訳してもらっての掲載でございます。


そうそう、昨晩、シルク・ドゥ・ソレイユの「KURIOS – Cabinet of Curiosities(キュリオス - キャビネット・オブ・キュリオシティズ)」、見てきました。30周年記念作品だそうです。




サーカス、最近結構行きますが、シルク・ドゥ・ソレイユは、音楽もセットもやっぱすごい。

ポートランドでの公演場所は、エキスポセンターです。こちらから行く方は、道が混むのでお早めにご出発くださいませ。


2017年6月6日火曜日

オレゴンの野天風呂+湯けむりサウナ&わらび

しばらく前になりますが、ブレイテンブッシュ温泉(Breitenbush Hot Springs)というセントラルオレゴンの温泉施設に行ってきました。

以前は、ヒッピーが勝手に出かけていたそうですが、現在はコープの経営で、敷地内に入るには、日帰り、宿泊とも予約が必要です。しかも、初回はサイトからではできず、電話のみでございます。
でも、人数制限しているからこそ、それほど人に会うこともなく、リラックスできます。

デビルズ・クリークの橋の上で昼寝中の兄さん

Willamette National Forest内にある154エーカー(0.62sqkm)の敷地内に、露天風呂、ロッジ、宿泊用キャビン、キャンプサイト、ラビリンスなどが散らばっています。携帯の電波も届かないし、ナビも当てにならない場所ですが、かなり綺麗に整備されています。

敷地マップ
周囲の公園含め、たくさんハイキングトレイルがありまして、デヴィルズ・ホールとスポッテッド・アウルトレイルの2つ、行ってきました。日陰だからか、5月半ばなのに、トリリアムやわらびがたくさんありました。わらび、収穫させていただきました。

Spotted Owl トレイルの入り口

デビルズ・クリークに到着
トリリウム

ご飯は予約しておけば、オーガニック・ベジタリアンのビュッフェが食べられます。鐘がなると、ぞろぞろと敷地内から人々がやってきます。ヒッピーな感じのタイダイ人口が高い。グレイトフル・デッドTシャツ着用者も多い。しかも「ソーク・イン・ラブ(愛に浸かる)」というバッジを付けた団体がいました。風呂だから、浸かるなんでしょうが・・・裸の付き合い、あんまりしたくないです。
ちなみに食事は、外で食べることもあって、すごく美味しかったです。ラベンダーで香り付けたポテトスープ、珍しいですよね。

サイレントプール
露天風呂は、ぬるいのから熱いのまであります。混浴ですが、クローズオプショナルで、水着着用じゃない人が多かったです。
「サイレントプール」という少し離れたところに、私語禁止の野天風呂もありまして、アメリカ人はあんまり熱いお湯が好きじゃないんでしょうね、これは一番熱いこともあり、誰もいなかった。ブレイテンブッシュ川を眺めながら、ここに一人で入るのはすっごく気持ちよかったです。

それから、あまり時間がなくて楽しめなかったのですが、湯けむりを使った杉の木のサウナ小屋も最高でした。

あと、ストーン・ラビリンスもいい。これは、瞑想のための円状の一本道なのですが、複雑に入り組んでいて、中央に近づきそうで、近づかないのです。気持ちが静まります。家に欲しいくらいです。

ストーンラビリンス(http://breitenbush.com/

帰りはなんと、一本道の高速でトラック横だおしという事故の影響にあい、通常2時間のところ、5時間くらいかかってしまいました。せっかくリラックスしたのに・・・。
24時間、露天風呂を使えるらしいので、次回は、宿泊したいです。

立派なわらび
ちなみに、わらびは翌日調理しました。でも、アク抜きに使った重曹が古くて、コーヒーの匂いを吸っていたらしく、微妙なコーヒーフレイバーがついてしまいました。残念!



2017年4月27日木曜日

ホワイトバードのショー3つ

ウォルターさんとポールさんが主宰する「ホワイトバード」は、ポートランドに世界中のダンスカンパニーを招聘しています。今年は、シーズンチケットを買わずに、単発で2つだけ買うつもりだったのですが、1つ見に行ったところで、次のも行きたい・・・という流れになってしまい、バタバタと続けて3つ行ってきました。
忘れないように書いておきます。

White Bird 主催の2人

1つ目が、3月初旬、ニューマークシアターで見た「Companhia Urbana de Danca」。アートディレクター兼振付師のSonia Destri Lie女史が7人の男性ダンサー+1人の女性ダンサーを率いるリオ・デ・ジャネイロのグループです。ブラジルにいる時にも名前は聞いたことがあったものの、行く機会がなかったので、これは見たい!と、ダンス好きの友達と出かけました。


ID:Entidades

この日のプログラムは、"ID:Entidades (2009)"と"Na Pista (2012)"の2部構成。
前半は、メロディを排したコンテンポラリーなダンス。後半は、服の自慢や椅子取りゲーム風の振り付けがあるダンスパーティー風のパフォーマンスでした。こちらリオのファヴェーラの日常にインスピレーションを得ているそうですが、ブラジルのお兄ちゃん達の家に来たような・・・ダンスの分かる友人は、前半を評価しておりましたが、後半も楽しかったですよ。


Na Pista

で、このパフォーマンスの際に、「Ronald K. Brown/Evidence来るからね」との案内があり、友人が行きたいと言うので出かけることに。当の彼女の方は、仕事が入って来れなかったのですが…これが、すごかった!

Ronald K. Brown/Evidenceは、ロナルド・K・ブラウンが率いるブルックリンを拠点としたアフリカン・アメリカンのダンスカンパニーです。アフリカンダンスの要素を取り入れたコンテンポラリーダンスで知られているとのこと。
ニューマークシアターで、"Why You Follow/Por que Sigue (2014)"インターミッションを挟んで、"Lessons: March (Expert) (1995)"、"On Earth Together (2011)"が披露されました。


アフロ・アメリカンのダンスカンパニーといえば、サンパウロで見たアルヴィン・エイリー・ダンスシアター(Alvin Ailey American Dance Theater)を思い出すのですが、ロナルド・K・ブラウン氏もここでダンサーをしていたようです。

彼もダンサーとしてステージに登場したのですが、彼とアソシエート・アートディレクターのフィリピン系アメリカ人Arcell Cabuagさんが、どうもダンサーって体型じゃないのに、すげえ踊れるってのにも驚きました。余計なことですが・・・

で、このステージで、ポールさんが、「次は、チェ・マランボ、来ますよ。ラテンのカウボーイたちが勢ぞろいして、汗まみれで踊るステージなの、素晴らしいに決まってるでしょ?」とか案内するので、こりゃ行かねば、と思い、またしてもチケットを取ったのでした。

Che Malamboは、アルゼンチンのガウチョ(カウボーイ)の伝統を取り入れた男性ダンサーのみのカンパニーです。フランス人の元バレーダンサー兼振付師のGilles Brinasがアートディレクションを担当。
アーリン・シュニッツァーホールで披露されたのは、ストンピング、ボンボ(太鼓)、かつて武器として使った重りのついたロープでリズムを刻み、さらに歌なんかも披露されるタレントショーみたいなステージでした。プリンスみたいな顔の人がいっぱいの。




それにしても面白かった。タンゴもいいけど、これはまた独特で。やっぱ国外のアートディレクターの力でしょうか、フォークロアというより、コンテンポラリーなステージでした。特にロープの高速回転がすごかった。汗、飛び散ってました。

Che Malambo

客席から、スペイン語で「私と結婚してえ〜」なんて言う黄色い声も上がってましたよ。オススメです。

2017年4月3日月曜日

アメリカのつくし、食べてみました。

春ですね。今日はポートランドもとっても陽気が良く、取材先の果樹園なんかもいい感じでした。

ビレッジ・ガーデンズの果樹園

で、帰りにちょうど通りかかったので、土曜に目をつけていた小川の周りに生えているつくしを摘んでみました。


ポートランドのつくしは、日本のに比べて、太さも高さも4倍ぐらいある巨大なやつなんで、ちょっと不安はあったものの、袴を取って茹でてみました。

直径30cmほどの大鍋です。

日本のつくしは茹でて絞ると「頑張って下処理したのに、こんなちょっとぉ」という量になるかと思うのですが、こっちのは、もともとでかい分、絞ってもかなり量があったので、半分はポン酢で、半分は佃煮風にしてみました。


日本だとシンプルなおひたしが好きなのですが、こっちのはこれだと頭の苦さが気になるので軸だけに。頭をとってもみんなで食べる量があるのがすごい。佃煮風は、家族にも好評でした。なんだか大味な気もしますが・・・思ったより硬くないです。

庭に胞子蒔いたので、来年はうちでも収穫できるかもしれません・・・。

追記:1つ目の写真の取材先、ビレッジ・ガーデンズの記事が掲載されました