2016年3月31日木曜日

今朝、クッキー屋さんが配達に来た件

前回のチョコレートに引き続き、クッキー試食の仕事がありまして、昨日の朝、張り切ってオーダーしたこちら、Batter Bakeryのサンド・エンジェル・クッキー。フェデックスで3日程度・・・と言っていたのに、今朝8時、ピンポ〜ン🎶と、やたら元気なお姉さんが「注文してくれたわよね?焼きたてよ!」と届けてくれました。

あぁ、びっくりした!お姉さんの写真、撮らせてもらえばよかった。

ずしりと2箱。ラッピングが可愛い。
 さすがに温かくはありませんでしたが・・・「焼きたて」と聞き、早速、箱を開けてみると・・・

でかいクッキー
外はさくりと、中はしっとりとして、上手に焼けたシンプルなクッキーです。やっぱ、私には、すごい甘いですけどね。もう4分の1でもキツイ感じ。子供は喜んでいましたが・・・

ちなみにこのプロジェクト、クッキー注文後の昨晩、まさかの頓挫。届いちゃったので、「ええい、みんな食べてしまってえぇ!」と大盤振る舞いですよ、もう。

ところが・・・今さっき、1箱日本に送ってもらうことになるかもとの連絡が・・・。あぁ、もう人が手をつけてしまったよ。もうっ!

しかし、これでまた注文すると、あの店のお姉さん、すげえクッキーを気に入った客だと思ってまた配達してくれるかもしれないなあ。そしたら彼女の写真撮って、アップしていいか聞いてみようかな・・・。

2016年3月21日月曜日

牛1/8頭分について

前回のポストで気になった・・・と、拾ってくれた方がいたので、こちらにどれくらいか、お見せします。

このクーラー、いっぱいになるくらいです。



冷凍庫の1棚・・・



プラス、ひき肉はドアに並ぶ感じです。


部位ごとに小分けのパッケージなので、使いやすいです。

下記のビデオの通り、大切に育てられた牛で、やっぱり美味しいです。アメリカのこの界隈で育った人、特に男の子のいる家庭では、わりとよく行われている購入方法らしいです。
うちは、まあ小さい女の子しかいないのですが・・・ブラジルからの客人がやってくる夏、バーベキューで、一気に消費しそうです。

2016年3月20日日曜日

ナイキのオフサイトでも多用されるワイナリー「ガーデン・ヴィンヤーズ」レポ

先週末、 注文していた牛8分の1頭分の肉を引き取りに、ヤムヒルの農場まで行ってきました。近所のファーマーズマーケットまで持ってきてくれると信じていたのに、今回から変更になってしまいました。

インテル定年退職したご夫妻が始めたヤムヒルの農場。
でも、ポートランドから車で1時間弱のドライブで、ちょっとした小旅行気分を味わえました。取りに来てくれたお礼に、と、グリーン・ヘーゼルナッツで作ったワインもいただきましたし、生で食べられる卵も買えたし、満足です。

甘いヘーゼルナッツワイン
で、その足でガーデン・ヴィンヤーズ(Garden Vineyards)というヒルスボーロにあるワイナリーに行ってきました。このワイナリー、ナイキからもダウンタウンからも(混んでいなければ)車で20分くらいという立地ながら、すっかり山奥のような美しい場所です。

ガーデン・ヴィンヤーズのドライブウェイ
20年ほど前に、この土地を所有していたご夫妻が、「この敷地、どう使おうかなあ?」と悩んだ挙句、ワイナリーにしたそうです。
オーナーのメリンダさん
自宅兼ワイナリーだという建物や広いお庭は、とても素敵。リビングは、テイスティングはもちろん、近隣企業のオフサイトイベントにも使われるんだとか。また、宿泊もできるそうです。

リビングの窓からも、満開のマグノリアが

オーナーもゴールデンレトリバーのモナミちゃんを飼っていて、犬、歓迎だとか。さらにワイナリーには珍しく、子供も大歓迎だそうです。

夏場、こちらのワインとピクニックバスケットを頼んで、庭でダラダラするのは、えらい楽しそうです。音楽の入るフェスティバルもあるそうですよ。

手作りサングリア
ちなみにテイスティングは、10ドルで、覚えているところだと、ピノ・ノアールの白のスパークリングで始まって、白のテーブルワイン、ピノグリ、ロゼ、ピノ・ノワール、最後がサングリアでした。どれも美味しいです。唯一甘いサングリアもスパイシーで、気に入りました。オススメです。

2016年3月17日木曜日

Kyle Abraham in PDX

こんにちは。先日、ホワイト・バードのアンケイジド・ダンス・シリーズの一環でカイル・アブラハム/アブラハム・イン・モーション(Kyle Abraham/Abraham.In.Motion)の舞台をみてきました。今回は、シュニッツアー向かいのニューマークシアターです。

雨の劇場街
プログラムは、The Quiet Dance (15 minutes)とAbsent Matter (18 minutes)。休憩を挟んで、
The Gettin’ (30 minutes)の3本。

このニューヨークベースのダンスカンパニーを率いるカイル・アブラハム氏は、ヒップ・ホップ文化とクラッシックピアノ、チェロ、ビジュアルアーツに親しんで育った方で、音楽やビジュアルとダンスの組み合わせがユニークです。
2つ目の「アブセント・マター」にダンサーとしても出演していましたが、えらいカリスマというかオーラがありました。ダンサーの様々な個性を大切にしているそうで、バラバラにするためにオーディションしたのかな?と思うくらい、体型の違うダンサーがステージに立っていました。もちろんみんな鍛え上げられた肉体なのですが、背丈とか筋肉のつき方、体型とかが違うのです。やっぱ、背が高くて手足の長いアフリカン・アメリカンダンサーがダイナミックでいいなあと思ったのですが、ソロは、台湾出身の女性ダンサーとトリニダード・トバゴ出身の、共に小柄な女性ダンサーが務めていました。


ABSENT MATTER excerpts from Kyle Abraham/Abraham.in.motion on Vimeo.

1本目は「ザ・クワイエット・ダンス」というだけあって、無音でスタートし、最後の3分だけ音楽が。2本目は、暴力や死、差別などをテーマにしたヒップ・ホップやラップが目立つ作品。個人的にはこれが1番好きでした。最後のは、アパルトヘイトのビジュアルや叫び声が入り、えらい政治的な印象でした。

でもどれも、引き込まれるステージで、良かったです。また機会があれば、見たいと思います。

2016年3月11日金曜日

ウッドブロック・チョコレートのロースト・カカオを食べてみました

マグノリアも満開だというのに、寒い雨が戻ってきた昨日のポートランド。チョコレートの試食&レポートのお仕事をいただいたので、ロースト・カカオを求めて、サウスイーストにあるウッドブロック・チョコレート工場へ行ってきました。

ウッドブロック・チョコレート工場&ショップ

中には試供品がずらり。「ビーン・トゥ・バー」工場らしく、ペルー、マダガスカル、トリニダード・トバゴ、エクアドルといったシングルオリジンチョコレートバーや、塩、ゴマ、ニブなどをトッピングしたチョコレート、また、チョコがけヘーゼルナッツなどが並んでいます。

ジャーに入っているのが、オレゴンの名産品ヘーゼルナッツのチョコ
お目当のロースト・カカオも山盛り

この場所で全てのチョコを作っているそうで、奥が工場になっています。焙煎から、商品のラベル貼りまでの全行程が手作業で行われるとのこと。

この日も5人ほど働いているようでした。

 店の奥にあるロースターも見せてもらいました。
ピーナッツをローストしていたというアンティークな焙煎機
これでカカオ豆をローストするそうです

言っていいですか?・・・いやあ、ポートランドっぽい!!

ジュースバーでも働く、こんなにポートランドっぽいのに
ベイエリア好きだというフレンドリーな店員さん

カウンターに日本の書籍「トゥルー・ポートランド」が飾ってあったので、「お、出てるの?」なんて店員さんに聞くと、彼女の友達の店が出てるって話になり、妙に盛り上がりました。

家に帰って、「あ、そういやチョコレート店のとこ見なかったなー」と思って本を開けてみたら、1ページ使ってばーんと載っておりました。やっぱな、ポートランドっぽいと思ったんだ・・・。

まあ、それより、ロースト・カカオの試食について。

買ってきたパッケージ。ずっしり250g。

今朝、食べてみました。まずは、そのまま・・・

覗き込むとチョコレートのいい香り
殻を割って、中身を出します。簡単に殻は割れます
これ、ニブを食べます

パクリ、と。うーん、複雑な酸味とスモーキーな風味と苦味が・・・100人中、どうだろう、98人までは「大人の味」って表現するような味がします。後味もかなり残ります。甘党の友人がカカオ80%とかのチョコを食べて「なんでこれを作るのか全く分からない」と言っていたのを思い出しました。しかし、なかなかクセになる味で・・・ついつい続けて食べてしまいます。

でも、そのままもいいけれど、サラダやスムージーやPB&Jなんかに合わせても美味しい、と書いてあったので、ちょっと塩と蜂蜜バージョンも試してみました。

塩と蜂蜜

塩ですが、朝、テーブルに出しっぱなしだったトリュフ塩を選んでしまいました・・・間違えた。塩は合うけど、トリュフはあんまり合わない。なんか、どっちも香りが強すぎて・・・

一方、蜂蜜はやたら合う。これは結構万人受けするんじゃないかと思います。
お!と思って、蜂蜜みたら、

こっちにもチョコに合うって書いてありました。

確認のため、夜、夫にも食べさせてみたところ、「美味しい」と。ただ、「味が濃厚なので、1粒とか2粒、『大人の』デザートとして、レストランで出てくる感じ」とのご感想。ちなみに、そのままのやつは、吐き出しておりました・・・。子供だ。

しかし、今晩彼は寝られるかな・・・。日中、いくつもローストカカオを食べた私は、途中でカフェインハイに陥りました。コーヒーツアー以来、2度目・・・。今回は、目が醒めるような刺激・・・と思った後に、あ、やばい、と気がついたのです。いやはや、カカオも食べ過ぎは危険ですね。

2016年3月3日木曜日

タナー・グッズ工房、潜入レポート

昨日、タナーグッズの旗艦店に行ったのですが、「そういえば、岩田屋さんの記事のために、ここのアトリエ行った話、書いていなかったな〜」と思い出しまして。
せっかくなんで、書いておきます。

ウエストエンドの旗艦店
タナーグッズは、昔ながらの方法で丁寧に手作りするレザーグッズのお店です。ファーストファッションに飽きた人から支持され、日本でも人気があるようです。

旗艦店は、古い建物を活かしたおしゃれで趣のあるスペースです。

まだかつての「ガラージ」サインが残っていたり
どの店員さんもフレンドリー
フラッグシップストアは、カスタマイズのできるベルトが一番人気だとか。あとは、定番の財布やバッグも売れ筋だそうです。

ベルトはこちらで加工できます

この時は、お店で待ち合わせして、マーケティング担当のマイクさんにワークショップへ連れて行ってもらいました。 橋を渡って、車で15分くらいで到着。線路沿いの大きな建物です。

マーケティング担当のMichael Andersenさん
マイクさんお気に入りのヴァン。これで来たわけじゃないですが。

中に入った途端、コ・ファウンダーでセールス・ディレクターのJevanさんに出くわしました。

Jevanさん@ワークショップ入り口 
ワークスペースは、すげえ広い
スタッフが作ったとかリフォームした家具もいい感じ

広い館内では、なんというか、「あらぁ、ポートランドっぽい〜」といいたくなる若者がたくさん働いております。女子は揃って鼻ピアス、男子はキャップなんですもの。







最後の彼は、「俺の写真、いっつも日本のメディアに採用されんだよ。帽子のせい?」と言っておりましたが・・・確かに、岩田屋さんのにもタナーグッズの写真の中で一番大きく掲載されていました。

このワークショップ、コツコツとみんな手作業をしているのですが、どこか楽しそうな雰囲気だったことが、一番印象に残っています。

誰が書いたのか・・・

面接もするというマイクさんが、「技術も大事だけど、ブランドの価値観を共有できて、ここに溶け込めそうな子をやっぱり採用する」と言っていました。

こちら、もう一人の創業者でクリエイティブディレクターのサムさん

タナー・グッズは、創業者の「もうなんか、手を動かして、形のある物を生み出す仕事をしたい!」という思いが形になったお店です。
このセリフ、徹夜明けの広告業界人からよく聞きましたが・・・、まあ、サムさんもパソコンで毎日毎日グラフィックだけを作るのが嫌になったらしいです。で、週末、お友達のジェヴァンさんと、オレゴン州シスターズの自宅車庫にこもり、革製品を作ることにのめり込み・・・、今や全世界にファンを持つライフスタイルブランドにまで成長したという。
現実逃避の趣味に終わらせなかったあたり、なんだか希望のもてるお話でございます。

犬用クッション試作品のトライアル中。
・・・採用決定だそうです。
社員も、趣味でもジュエリーだとかアートとか作る人が多いそうです。好きなことを仕事にしてる人が集まっているから、きっと楽しそうなんですね。いやはや、まさにポートランド・ドリームじゃないですか・・・!

2016年3月1日火曜日

PDXアーバン・ワイナリー・ツアー潜入レポート

ドライバーのイアンさん
先日、「ポートランド・ショート・バス(Portland Short Bus)」主催の「アーバン・ワイン・ツアー(PDX Urban Wine Tours)」を取材させてもらいました。13人乗りの黄色いスクールバスに乗って、市内のワイナリーを回ってワインを飲み続けるというこのツアー。いっやあ、楽しかったです。

この日、ツアーに参加していたのは、カナダのカルガリーからクリスティン嬢の誕生日を祝うために週末ポートランドに来たという仲良し夫婦2組。子供を家族に預けて、「今週末は、心置きなく飲むのよ!」という気持ちのいいみなさんで、当日も朝から集合場所のイースト・バーン・レストランで「ボトムレス*」ミモザ(*「底なし」=飲み放題です)を飲んできたと上機嫌です。

カナダからの参加者。左端がバースデイガール

バス車内の天井には、英単語やアルファベットのマグネットがいっぱい。そして、それを使った酔っ払いらしい格言や詩がたくさん残されています。それらにいちいち大受けしながら、クリス 嬢のスマホをつないで流すカナディアンポップスをBGMにワイナリーを巡りました。

黒板には行き先が記されています
1軒目は、「ヒップ・チックス・ド・ワイン(Hip Chicks Do Wine)」。こちら、1999年にLaurieさんとReneeさんカップルが始めたポートランド初のアーバンワイナリーです。

SEにあるヒップ・チックワイナリー
オーナーのレネさんとラウリーさん(左から)
ポートランドから、車で4時間以内の場所で採れるぶどうを使って、1年に5000ケースほどのワインを生産するそうです。ワインのボトル詰めから、コルクで栓をしてラベルを貼るまで全て手作業だとか。

右端が旗艦商品の「おへそ」ワイン
ラウリーさんが言うには、「ナパで小さなワイナリーといって紹介されたところは、年間25000ケースくらい生産すると言うから、うちは本当に小さい」とのこと。小規模なワイナリーの強みは、ワインクラブを始め、日々ワインを飲む人と接しているので、みんなの意見を反映したワインをいろいろ作れることだそうです。

市内で全てのワインを生産
ラウリーさん自身のお気に入りは、ロゼとシラー。ロゼは、今年は60%ジンファンデル、40%ピノ・グリだそうで、サングリアを作ったら最高!とのこと。ブログの方でもワインを使ったレシピを紹介していて、どれも美味しそうです。

ラベルもかわいいロゼワイン
ラベルは、オーナーたちの大好きなイラストレーターが
描いてくれたんだとか

週末は、食べ物とのペアリングイベントも実施しているそうですが、彼女たちのモットーは"Have fun with wine!"。うんちくを語るより、自分が美味しく感じるものを、飲みたいように飲めばいい、とのこと。

こちらでは、一軒目ということもあり、カナダ人グループが、「これ!」というテンプラニーリョだけ飲んでみました。今年は、南オレゴンの2つのヴィンヤードのテンプラニーリョを半々混ぜたそうですが、美味しかったです。



さて、2軒目は、「アーバンクラッシュ(Urban Crush)」という2015年7月にオープンした新しいワイナリーです。

テイスティングができるワインのラインナップ
こちらでは、「エンジェル・ヴァイン(Angel Vine)」と「ダヌ・ワインズ(D'Anu Wines)」と「ウィルフル・ワインズ(Willful Wines)」の 3ブランドがワインを作っていて、テイスティングもできます。

アテンドしてくれたのは、エンジェル・ヴァインのエドさんです。テイスティングルームに座ってしばらくすると・・・ワインクラブのメンバーが現れました。「今日は、2007年に作ったワインを飲んでみようと思って、呼んでいるんだよ。君たちも、一緒に試すってことでいい?」とのオファーが!
もちろん大喜びで飛びつく飲兵衛グループ。ぞろぞろと上の階へ移動しました。

ワイン樽を見下ろせる上階

ワインクラブの面々。
散歩がてらワインを飲むという土曜の昼間の過ごし方っていいっすね。

もう少し先まで飲むのは控えようと最初は思っていましたが、あなた、「初めて試す2007年のジンファンデル」とか「プリミティボ」とか言われて、私に断れるわけはありません・・・。

2007年のジンファンデルから始まって、2008年のピノ・ノアール、ペティ・シラーまで・・・どれも美味しい。「いつも利益を考えろって娘に怒られるんだよ〜」というそばから、次々ボトルを開けて、我々にまで気前よく注いで回るエドさん。ショートバスのメンバーはご満悦でございます。

しかも!ターニャさんが、目ざとく見つけたのが、これ。


エドさんの奥さん(写真の女性)がアメリカの長寿テレビ番組「ザ・プライス・イズ・ライト」で勝ち取った デスク&椅子。

決めポーズで記念撮影
記念撮影もして、絶好調です。

ところで、こちらの「エンジェル・ヴァイン」。以前はエドさんが、妻と2人の娘を「3人の天使たち(Three Angels)」と呼んでいたことに因み「スリー・エンジェルズ」という名前を使っていました。
ところが、サンフランシスコのワインコンテストで受賞して、名前が売れると、ナパの「トゥ・エンジェルズ」ワイナリーから、ブランドネームの侵害だ!とクレームが入ったんだとか。で、仕方がなく「エンジェル・ヴァイン」に変更したそうです。

2007年のジンファンデル。まだ「スリー・エンジェル」ラベル

ラベルが変わっても、味は変わらない!と頑張る「エンジェル・ヴァイン」。ワインクラブの面々は「Hidden Jem (まだそれほど知られていない、いいもの)」と口を揃えていました。いや、確かに美味しくって、私も2007年のプリミティボ、購入してしまいました。
エドさんと看板犬のオリバーくん
お嬢さんの描いた絵
オリバーくん、犬用のお菓子のモデルもやっているそうです
さて、すっかり飲みムードになって向かった3軒目は、「ジャン・マルク・ワイン・セラーズ」のテイスティングルーム兼バー「Garagiste」。


ジャン・マルクさんは、年間2000ケース以下という少量のワインを自宅のガラージで作っているといるそうです。これまでそのガラージの前で味利き会なんかも開催していたそうですが、先月とうとうこちらのテイスティングルーム兼ワインバーを開店しました。

おしゃれな店内
というのも、彼と奥様のバーバラさんは、共にサンフランシスコで修行したシェフ。美味しい食事とワインを一緒に提供しよう!というお客さんにとって嬉しい試みなのです。

シェフでもあるオーナー夫妻
実際、この日も「前から何ができるか気になってたの〜」と、通りかかったお客さんが、嬉しそうにカウンターに着席していました。作り手と話しながら飲めるお店、いいですよね。

テイスティングのお供に厳選おつまみ
こちらでは、シャルドネから、ロゼとか通って、ピノノワールあたりのテイスティングでいいかな?と聞かれて、まあ、それでも良かったのですが、ターニャ嬢が「私たちのグループは、重い赤が好きなの!」と宣言し、メルロー、シラー、カベルネ、ジンファンデルという赤づくしをいただきました。

名前といい雄鶏といい大変フランスっぽいワイナリーです
この頃には、私もすっかり真ん中に陣取って、カナダの女子の人生を聞きつつ、飲ませていただいております。ここは食事もできるし、ワインも美味しいし、近くにあったら通いそうです。


4軒目!
さて、最後、4軒目は、「セブン・ブリッジーズ・ワイナリー(Seven Bridges Winery)」。こちらは、2008年にフレモント橋の麓にオープンしたのですが、「屋上から7本の橋が見えたから」という理由でこの名前だそうです。ラベルも屋上から見える7本の橋+数本をモチーフにしています。

テイスティングカウンター
こちらのワイナリーは、ワシントン州南部のぶどうのみを使い、オレゴンでは珍しくピノノワールを生産していません。また、白ワインも作らないのです。
テイスティングしたのは、 メルローとマルベックのブレンド「パラドックス」、カベルネとメルローのブレンド「レゾリューション」、いろいろブレンドした「プリマ・ナタ」、それからカベルネの4種類。毎年、混ぜるぶどうの割合が変化し、年によっては一方をブレンドしないこともあったりするそうです。

ワイン作りの工程の見学も
こちらは唯一オーナーではなく、ワイン作りを学んでいるロブ・ハリソンさんがアテンドしてくれました。

どれも個性的なワイナリーで、カナダ人グループもフレンドリーで、とても楽しいツアーでした。オーナーと直に話すことで、ブランドに愛着もわきます。また、どのワイナリーも他のワイナリーを仲間として尊重し、良いところを教えてくれるあたりも、素敵でした。これを機に、アーバンワイナリーをいろいろ訪ねてみたいと思います。

ツアー、お酒が好きなあなたに大変オススメです!
参加希望の方は、ショートバスのサイトで日程をチェックし、チケットを購入してくださいませ。

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