Jessica Lang Dance performing The Calling (excerpt from Splendid Isolation II) Dancer K. Kimura. Photo by Sharon Bradford |
ジェシカ・ラング・ダンスはニューヨークで2011年に創設されたカンパニー。今回上映されたのは、
- Lines Cubed (2012), Music by John Metcalfe & Thomas Metcalf
- The Calling (2006), Music by Trio Mediaeval
- glow (2017), Music by Owen Clayton Condon and Ivan Trevino
- Solo Bach (2008), Music by J.S. Bach
- Sweet Silent Thought (2016), Music by Jakub Ciupinski
- Thousand Yard Stare (2015), Music by Ludwig van Beethoven
の6作品。どれも印象的で、一番を選べないほどです。
最初の「ラインズ・キューブド」はモダンアートっぽい、線の入ったキャンバスに、赤黄色青のダンサーがリズムに合わせて動くもの。ちょっとブラジルの「グルーポ・コーポ(Grupo Corpo)」とか、影絵が印象的な「ピロボラス(Pilobolus)」
とか思い出しました。
次の「ザ・コーリング」は写真のもの。4分の短いものですが、ドラマチックです。ドレスもダンスの一部で美しい・・・ダンサーは、ぱっつん前髪が印象的な広島出身の日本人女性でした。Kana Kimuraさん。すごいなー。
それから「グロウ」はネオンが効果的に使われたもの。スニーカーのCMに良さそう、とか思ってしまいました。
インターミッションを挟んで、バッハの曲に合わせての男性ソロもよかったし、セリフの入る次のも宇宙基地っぽいロマンチックな感じ。
トリも有機的な動きが面白い・・・特に、一人がグループの一部に組み込まれるところとか。それにベートーベンの曲がこんな風に使われるんだってのも驚きました。
こちら、2017年のプロモビデオですが、まだ見たいやつありますー。
ちなみに、ジェシカ・ラングの前に見たのは、MARK MORRIS DANCE GROUPによるビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」へのトリビュート、「ペパーランド」。生演奏で歌もあってカラフルで面白かったです。マーク・モリス氏、シアトル出身なんですね。ここから近いのでなんとなく親近感が湧きます。
そしてその前が、PAUL TAYLOR DANCE COMPANY。1954年、ニューヨークで創立された「伝説の」とか言われるポール・テイラー氏のカンパニーです。モダンダンスにすごい影響を与えたんだと思いますが、やっぱり1981年作のArden Court、87年作のSyzygy、97年作のPiazzola Caldera・・・私は新しいカンパニーの目新しい作品の方が好きなんだなーと気気付きました。
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