1つ目は、"Live Cinema and its Tequniques Francis Ford Coppola"出版を記念したフランシス・フォード・コッポラ監督の公演です。ナイキのフィル・ナイト氏以来、公演聴きに行くの久々です。
フランシス・コッポラ監督といえば、やっぱ「ゴッドファーザー」ですかね。
最近は、コッポラ監督と聞いて、娘、ソフィア・コッポラの方を思い浮かべる人もいますかね。お孫さんのジア・コッポラも監督2作目を仕上げたそうで。
そんな彼の祖父から孫の代まで5世代にわたるTV&映画一家をベースにした話を、実際のTVの誕生、変遷とからめて、テレビの生放送のように見せる実験的な映画(ライブシネマ)についてのお話でした。
コッポラ監督は、Melena Ryzikというニューヨークタイムズのライターがインタビューする形式だったのですが、裏でなんかあったの?というくらい彼女に対して無礼なとこがあって、うーん、やたら押しが強い印象でした。
話の中で記憶に残ったのは、「映画は短編小説のようなもの」という考え方。映画は、いろんなドラマがあるからか、長編作の印象を持っていたのですが、「1シーティングで消費するエンターテイメント」という括りだそうです。確かに、映画は一旦座ったら一気に話を最初から最後まで見て、長編小説のようにしおりを挟んで、何度にもわたって読むことはないです。
なるほどー、と思って。
あと、作家で脚本家でもあるコッポラ氏が書くコツについて問われて、紹介していた彼の手法についても書き留めておきます。
彼は、毎朝決まった時間にできるだけ書き進めて、ある程度量がたまるまで読み返さないそうです。読み返すと自分で書いたものが気に入らず、書き直さずにはいられなくて前に進まないけれど、ある程度書いてからだと、結局直すのですが、その時に、ある程度の方向が見えてくるのだとか・・・。
あ、それから、彼のリハーサルの手法も面白いと思いました。
彼は、台本を離れて役柄になりきるリハーサルを実践するそうです。例えば、役者本人ではなく、自分が演じる役の人が選んだという想定のコスチュームで参加する仮装パーティーとか。
役者にその役の人として振る舞ってもらうんだそうです。例えば「今日何していたの」といった話でも、考えて、答えて・・・という過程で、その役の「記憶」が作られるんだそうです。それを夫婦役でやれば、夫婦として共有できる記憶、歴史があるかのように。実際にそれにまつわる会話が台本に出てくることはないけれど、そんな記憶が役をリアルにするんだとか。
「ガラスの仮面」で似たような考え方、あったような・・・。
それにしても、もう長く映画館で子供映画以外見ていないのですが、やっぱいい映画見たいなーという気になってきました。
2つ目は、ホワイトバードのシーズン1つ目!「コンプレクションズ」というニューヨークのダンスカンパニー。元Alvin Ailey American Dance TheaterのプリンシパルダンサーでコレオグラファーのDwight Rhoden とAmerican Ballet Theater初の黒人ダンサーで、Alvin Ailey でもダンサーを務めたDesmond Richardsonが創立しました。
アルヴィン・エイリー・ダンスシアター、すごい好きだったので、期待していたのですが、すっごいよかったです!バレーってこんなかっこいいんだ!と。
前半は、Ballet Untoというバッハの曲の作品で始まり、Imprint/Mayaというデズモンド氏のソロ。後半は、Star Dustと題したデイヴィット・ボウイのメドレーでした。
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