サンパウロから、オレゴン州ポートランドに移住して、1年ほど経とうとしています。両都市の環境は色々と違うのですが、なぜか、これだけ一緒!という点があります。来てすぐにそう思ったのですが、この1年で、それ以上の共通点は、見つけられていません。何だと思います?
それは、雨の日に傘を使わないこと!
今日なんて、この界隈、洪水注意報が出るほどの土砂降りなのに、学校の送り迎え、親も子も、道を歩いている人も、誰一人傘を使っていないのです。なぜ?
この「ポートランドっ子は傘を使わない」のは、有名で、傘を使うと(持っているだけで)、外からきた人ってバレる、と言われております。理由は、ポートランドの雨は、シトシトした雨で、あんまり濡れないから・・・というのが、まあ定説みたいですが・・・今日は、ザーザー降ってます。
とはいえ、ポートランドに各地から移住してきている近年は、傘を使う人口も増えると言われてもいます。「ウィラメット・ウィーク」にこんな記事まで・・・「Dry Is the New Wet」サブタイトルは、「ポートランドの2015年、秋の必須トレンドアイテムは、傘」
まあこれ、実は、北東ブラジルでも感じたことです。初めてブラジルに住んだ2000年頃、特にレシフェやバイーアの北東では、誰も傘を使わないことに驚きました。スコールみたいなやつが降るにもかかわらず、です。
でも、2010年辺り以降は、結構、多くの人が普通に傘を使っていました。やっぱり、移住者が増えて、遅刻は良くない!ビショビショは良くない!と思うビジネスマンが増えたりした影響じゃないでしょうか・・・。大都市サンパウロなんて、だいたいみんな傘使ってますしね。
ちなみに、ブラジルで傘を使わない理由は、雨の中、傘を使ってまで出かける必要を感じないから(雨はすぐ止むので、雨宿りして、雨が止んでから遅刻して行けばいいじゃないか)とか、すぐ乾くからとか、軍隊で傘を使わない規律があるから(ブラジルは一応徴兵制があります)とか、インディオの血が濡れることを好むからとか・・・、諸説あるようです。
まあそのうち、ポートランドでも、ノーデスチの田舎町でも、みんなが傘、使うようになるのかもしれません。
とはいえ、なんだかすごい雨の被害情報が届いているのに・・・今日もやっぱり、ポートランドの人は傘、使わないのね!と思ったので、書いておきます。
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