2016年3月3日木曜日

タナー・グッズ工房、潜入レポート

昨日、タナーグッズの旗艦店に行ったのですが、「そういえば、岩田屋さんの記事のために、ここのアトリエ行った話、書いていなかったな〜」と思い出しまして。
せっかくなんで、書いておきます。

ウエストエンドの旗艦店
タナーグッズは、昔ながらの方法で丁寧に手作りするレザーグッズのお店です。ファーストファッションに飽きた人から支持され、日本でも人気があるようです。

旗艦店は、古い建物を活かしたおしゃれで趣のあるスペースです。

まだかつての「ガラージ」サインが残っていたり
どの店員さんもフレンドリー
フラッグシップストアは、カスタマイズのできるベルトが一番人気だとか。あとは、定番の財布やバッグも売れ筋だそうです。

ベルトはこちらで加工できます

この時は、お店で待ち合わせして、マーケティング担当のマイクさんにワークショップへ連れて行ってもらいました。 橋を渡って、車で15分くらいで到着。線路沿いの大きな建物です。

マーケティング担当のMichael Andersenさん
マイクさんお気に入りのヴァン。これで来たわけじゃないですが。

中に入った途端、コ・ファウンダーでセールス・ディレクターのJevanさんに出くわしました。

Jevanさん@ワークショップ入り口 
ワークスペースは、すげえ広い
スタッフが作ったとかリフォームした家具もいい感じ

広い館内では、なんというか、「あらぁ、ポートランドっぽい〜」といいたくなる若者がたくさん働いております。女子は揃って鼻ピアス、男子はキャップなんですもの。







最後の彼は、「俺の写真、いっつも日本のメディアに採用されんだよ。帽子のせい?」と言っておりましたが・・・確かに、岩田屋さんのにもタナーグッズの写真の中で一番大きく掲載されていました。

このワークショップ、コツコツとみんな手作業をしているのですが、どこか楽しそうな雰囲気だったことが、一番印象に残っています。

誰が書いたのか・・・

面接もするというマイクさんが、「技術も大事だけど、ブランドの価値観を共有できて、ここに溶け込めそうな子をやっぱり採用する」と言っていました。

こちら、もう一人の創業者でクリエイティブディレクターのサムさん

タナー・グッズは、創業者の「もうなんか、手を動かして、形のある物を生み出す仕事をしたい!」という思いが形になったお店です。
このセリフ、徹夜明けの広告業界人からよく聞きましたが・・・、まあ、サムさんもパソコンで毎日毎日グラフィックだけを作るのが嫌になったらしいです。で、週末、お友達のジェヴァンさんと、オレゴン州シスターズの自宅車庫にこもり、革製品を作ることにのめり込み・・・、今や全世界にファンを持つライフスタイルブランドにまで成長したという。
現実逃避の趣味に終わらせなかったあたり、なんだか希望のもてるお話でございます。

犬用クッション試作品のトライアル中。
・・・採用決定だそうです。
社員も、趣味でもジュエリーだとかアートとか作る人が多いそうです。好きなことを仕事にしてる人が集まっているから、きっと楽しそうなんですね。いやはや、まさにポートランド・ドリームじゃないですか・・・!

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