雨の劇場街 |
The Gettin’ (30 minutes)の3本。
このニューヨークベースのダンスカンパニーを率いるカイル・アブラハム氏は、ヒップ・ホップ文化とクラッシックピアノ、チェロ、ビジュアルアーツに親しんで育った方で、音楽やビジュアルとダンスの組み合わせがユニークです。
2つ目の「アブセント・マター」にダンサーとしても出演していましたが、えらいカリスマというかオーラがありました。ダンサーの様々な個性を大切にしているそうで、バラバラにするためにオーディションしたのかな?と思うくらい、体型の違うダンサーがステージに立っていました。もちろんみんな鍛え上げられた肉体なのですが、背丈とか筋肉のつき方、体型とかが違うのです。やっぱ、背が高くて手足の長いアフリカン・アメリカンダンサーがダイナミックでいいなあと思ったのですが、ソロは、台湾出身の女性ダンサーとトリニダード・トバゴ出身の、共に小柄な女性ダンサーが務めていました。
1本目は「ザ・クワイエット・ダンス」というだけあって、無音でスタートし、最後の3分だけ音楽が。2本目は、暴力や死、差別などをテーマにしたヒップ・ホップやラップが目立つ作品。個人的にはこれが1番好きでした。最後のは、アパルトヘイトのビジュアルや叫び声が入り、えらい政治的な印象でした。
でもどれも、引き込まれるステージで、良かったです。また機会があれば、見たいと思います。
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